ボンドガールのベレニス・マーロウは、竹をイメージした「スワロフスキー」のネックレスとピアス(写真中下)を着用
トム・フォードが手がけたスーツを着るダニエル・クレイグ。左腕にはオメガの腕時計(写真中上)
映画「007」シリーズの主役、ジェームズ・ボンドは、世の男たちの理想像を演じ、第1作公開から半世紀を経た今も人気が衰えない。激しいアクションシーンとともに、ボンドの洗練された装いも魅力だ。
現在公開中の「007 スカイフォール」でも、ボンド役のダニエル・クレイグの装いから目が離せない。例えば、スーツ。グッチのデザイナーを務めた米国人のトム・フォードが手がけた。鍛え抜かれた体に吸い付くようなシルエットが精悍(せいかん)な印象を際立たせる。
劇中ではめている腕時計は、スイスのオメガ社製のダイバーズウオッチ「シーマスター プラネットオーシャン」。映画で見たと、ボンドにあこがれる 男性が買っていくとか。さらに、彼のかけるサングラスやライフルを収納したケースなど、劇中に登場する小物類にも注目が集まる。
欧米の高級ブランドが映画にこぞって協賛し、ボンドは「動く広告塔」のよう。それだけボンドの持つ影響力が大きいということなのだろう。映画公開に合わせ、国内外の多くの雑誌も、ボンドのファッションを特集している。
英国紳士の文化を規範にしたボンドのスタイルは、流行を押さえながら、上品な雰囲気を漂わせる。そんなダンディズムを体現しているからこそ、ボンドは男たちの憧れであり続けているのだろう。
No comments:
Post a Comment