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レーン生まれ、ロンドン育ち、パリに留学、現在のベースはNY......。世界各都市で過ごした経験をもつミーシャ・ヌヌーがデザイナーを務める
NY発のブランド、ヌヌー。2010年のデビュー以来、グウィネス・パルトロウやブレイク・ライブリー、レイトン・ミースターといったセレブリティから英
国・キャサリン妃の妹、ピッパまでと錚々たる顧客をもつ彼女が、日本に初来日! 現在2013年春夏コレクションの受注会が開催されているユナイテッドア
ローズ 原宿本店ウィメンズ館で、新作や日本の印象について聞いた。
これまでに世界各国で過ごし、現在も旅が大好きというミーシャ。旅した国がデザインのインスピレーション源になることも多いそう。2013年の春夏コレク
ションは、写真家マイケル・イーストマンのキューバを題材にしたシリーズや、幼い頃にキューバやハバナを旅した時の記憶からインスパイアされたとか。鮮や
かなカラー使い、フラミンゴや椰子、星のプリント......。そういったアイテムもけして子供っぽくカジュアルになりすぎないのは「エイジレスな女性に
着てほしい」「デザイン自体はベーシックでクラシックに、ディテールやプリントで遊ぶ」というミーシャならでは。ヨーロッパで培われた気品ある雰囲気と、
USのリアリティや遊びのあるマインドが共存したコレクションだ。
「私自身はもちろん、ママもヌヌーの洋服を愛用しているんです。エイジレスな女性に向けて、仕立てやフィット感などクオリティにこだわった物作りを心がけています」
ずっと日本に来てみたかったというミーシャ。今回は、今季の秋冬コレクションをエクスクルーシブで展開したユナイテッドアローズに来ることも重要な目的だったという。
「ヌヌーを扱ってくださるショップの店舗やスタッフを実際に見て、感触や反応を次回に活かしたくて」こう語るミーシャは、プレや春夏の新作でもユナイテッドアローズ用にアレンジを加えたアイテムを作っている。
初来日して見た日本の女性のファッションについての感想を聞くと、「エレガントで洗練された着こなしの女性が多くて驚きました。トレンドをうまく取り入れ
た人が多いですね。特に目についたのはパンツやショートパンツスタイルの女性が多いこと。何かに流されるのではなく"自分で選択してその服を着こなしてい
る"という印象を受けました」。
和食や建築についても感銘を受けたそう。
「今回京都や東京でお鮨や和食を食べて、海外で言うSUSHIやjapanese
foodがいかに別物か分かりました(笑)。和食はとても奥深いですね。ユナイテッドアローズの着物コーナーで見せてもらった反物の技術にも驚きました。
建築も好きで、特にプラダやサカイといった青山のショップのデザインも興味深かったです」。旅は自分を形作ってきたものであり、現在デザインのソースとな
ることも多いと語るミーシャ。「これからいつか日本をテーマにすることがあるかもしれません(笑)」
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