近年、若者を中心に炎天下の夏場にも愛用されるようになったニット帽。
手軽に雰囲気を変えられると、一年中見かけるようになったが、本領を発揮するのは、これからの寒い季節だ。実際、ニット帽と装いのしゃれた組み合わせを街で数多く見かける。
東京・原宿に買い物に来ていた東京の男性(23)は、ベージュのシンプルなニット帽に、同じベージュと黒のシックなコートを合わせた。「今年はニット帽をかぶりっぱなし。髪形を整えなくても、かっこよく決まるから」と話す。
神奈川県の大学生(20)は、白いショートコートとフレアのミニスカートに、パンダの顔をモチーフにしたニット帽姿。「服装に関係なく、帽子で個性を主張できます」
この夏からニット帽の売り上げが急増したという東京・渋谷の帽子専門店の販売担当者は、「ニット帽はスポーティーな印象がありますが、あえてレースのワンピースなど女の子らしい服に合わせる女性も多い。その落差を楽しんでいるのでしょう」と話す。 本来の防寒目的で着ける人もこれからさらに増え、様々な色柄、そしてデザインのニット帽がくすんだ街をにぎやかに彩ることになりそうだ。
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